「 すべては反対だった…!」
2016.9
突然ソファーで眠くなって目がさめた ‘ わたし ‘ は
これまでの人生では見たことのない光景を語りだす。
こんなふうにラウンドした天井の豆のようなじゃがいものような形の建物で
そこにはそれぞれの学びのスペースがこんなふうにあって
わたし?はなぜか大勢の前で何かを語っていて・・・
そして
‘ わたし ‘ が到底知るよしもない ‘ 宇宙の采配 ‘ について
わたしは伝えはじめた。
2007.6.21
その日 ‘ わたし ‘ は、ある楽器店での面接に向かって急いでいた。
学習能力がないのかもう直す気もないのか、いつも時間ギリギリ。
最寄り駅で電車をかけ降り、スーツ姿でホームのエスカレーターを猛ダッシュ。
改札口を抜け腕時計を見ると、約束時間の7分前をさしている。
大丈夫、間に合いそう。
並木道沿いの楽器店はもうすぐそこ。
息を調え、再び早歩きをはじめたそのとき
不意に呼び止められた。
振り返るとそこには
キャッチセールスの若い男。
時間がないのにこんな時に呼び止めるなよ…
いつもどおり無視しようと思った。
思ったのに
あれ?
この人知ってる
‘ わたし ‘ は知らない記憶
わたしが知っているデータ
今世はじめて出逢ったはずのその男は
次元を超えた因縁の相手だった。